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月の誕生日

あげ忘れていた3月の記録 誕生日だったから夜ご飯にハンバーグ弁当を買って帰った。家の前の自転車が2台倒れていて、誕生日だったから二つとも直した。一つが自分のじゃなかったら直してたかわからないけど。 今年はなぜか、誕生日にたくさんの友達からメッセージがきた、何かしてたわけじゃないけど、月の満ち引きとか、ネットのアルゴリズムのせいかもしれないけど、うれしかった。 いろいろあった19歳の時から10年経ってしまって、その時はスピッツの猫とヒトデのアルバムをずっと聴いていて、今後この世に2枚のアルバムがあれば十分なんじゃないかってくらい、本当に狂ったようにずっと聴いていて、初めてできた彼女にもその話をずっとしていてうざかったと思う。 おれは花粉症の薬を2種類持っていて、今までどっちがいいのかよくわからないまま気分で飲み分けていたけど、最近になってどっちがより眠くなるのかだんだんわかってきた。コーヒーが身体に合わないこともわかってきた。運転はこれ以上、一生上手くならないと思うし、電車も間違え続けて、たぶんキノコも食べられるようにはならないと思う。 今日は最近ではあったかい夜で、いい曲を聴きながら帰った。

サッカーのゆくえ

  朝四時、サッカーの決勝があったので起きたけど、ほとんど夢うつつの中で見ていた。夢の中でスペインはいつの間にかスイスと入れ替わっていて、アルゼンチンに勝っていた。 スイスの監督は、このために準備してきた、と言っていた。 実家から、父と朝早い電車で東京に戻ってきた。新幹線はあっという間で、午前中に東京駅に着いた。 電車で家までのんびり向かっていたら、変な音がしたという理由で電車がとまった。連休の最後の日だったけど、誰もそんなに急いでないかんじで、みんなゆったりしていた。電車が止まって、ふと顔をあげると、目の前が大きな川の景色だった。川は、休みの日の午前中の光の中で水色にキラキラ光っていて、もうしばらくこのままでもいいなと思ったけど、しばらくしてもちょっとなかなか動かなくて、ちょっとそわそわしてきた自分にがっかりした。 のんびりすることには自信があったつもりだけど、自分が思っているほどのんびりできないのかもしれない、挫折の初夏。

バッドストーン

  ズボンを履き替える前に上着を着るのは変だと思う、変だと思ったから一回上着を置いてズボンを履いた。ズボンのことをパンツと言う人は、こう言う話をするときもパンツって言ってるんだろうか。 シューゲイザーっていう音楽を知っていますか、ザーッっていう音が大きい音で流れてる音楽です、あんまり気にしたことなかったけど、人から言われて、それっぽい音楽が好きだと言うことに気づいた。 聴いてると、竜巻の真ん中にいるような気がするから、 今は3月で、また夜中に川に来た、いやもう4月だ。誕生日月が終わってしまった、五月病とは言うけど、5月までもつのは十分えらい。 川のベンチはまだ片方消えたままで、そう言えば今日の帰り道、どこかの家の2階の窓から大きな犬が外を見ていて、ちょっと立ち止まって見ようとしたら、すごく大きな声で吠えられた。あれは性格の悪い犬だ。今日はなにもかもうまくいかないなと思った、来週もそうかもしれない。ゴミのペットボトルを手に持っていて、こんな日はゴミ箱も見つからないだろうなと思っていたけど、それは意外とすぐあった。 でも、「これはゴミ箱ではありません、リサイクルボックスです」と書いてあって、ちょっと考えてよくわからなかったけど捨てた。 ポストに、スタッフ募集のチラシが入っていて、いまの給料より少し高かった。なにかの施設を、夜中とかに巡回したりする仕事らしい、興味があったけど、捨ててしまった。 メルカリで、気になっていたけど、少しサイズが小さいかもしれない服を、どうでもよくなって買ってしまった。やっぱり合わなくてすぐメルカリに出したりしたら、もとの出品者の人は、やっぱりちょっとは悲しくなるのでしょうか。 帰りの電車で、端っこに座っていたら、太った2人連れが来て、片方が隣に座った。おれも疲れていたから、席を譲らなかった。途中で交代して座ったりしていたけど、恥ずかしいし、最後まで譲らなかった。変な匂いがしてつらかった、譲った方が楽だったかもしれない。 もしかしたら悪い日の中にいるんじゃなくて、悪い日の一部になっているのかもしれないですね、もうどうでもいいけど。川に石を投げたいと思ったけど、石が見当たらなかった。

オセロ大富豪

  名前がぱっとわからないんだけど、黒と白の、正方形が交互に並んでいる、昔の金持ちの家の床みたいな、チェスの盤面みたいな柄の靴を履いている人が、電車の目の前に2人ならんで座っているのが見える、友達どうしなのか、たまたまなのかわからないまま、着いてしまった。 最近は遅刻がひどく、経理の人に、計算したら4万円くらい損になる、と言われて、有給にするか聞かれたけど、なんとなく癪だったのでいいです、と言った。電話が切れてから、4万円でできることを思い浮かべて、がっくりきた。 どうでもいいと思うには大きい額だけど、態度を示すにも十分かもしれない。それだけ、朝が弱いということです。遅起きは四万の損。 前にも書いたかもしれないけど、いくつか実感を持って覚えている数字があって、小学校の卒業式の2時間、遠足のハイキングで歩いた4km、教習所の中で出す時速50km、とか、よく思い出す。この4万も、仲間入りできるでしょうか。くそ!

リバーサイドバード

  今週も川に来た。先週よりももっと遅い時間になった。川沿いの道のコンクリートが新しくなっている気がした、埋め立てのコンクリートの上にいると、このまま埋まってしまいそうな気分になる。 こないだのベンチに行ったら、二つあるうちの一つが粉々になっていて、キケン、と書かれたテープに囲まれていた。ベンチは結構しっかりしていて、どうやって粉々にしたのか、もう一つのベンチに座った。 真夜中に、突然大きな声で何かが鳴いた。びっくりして、人なのか、猫なのかよくわからなかったけど、鳥だった、カラスかと思ったら、もっと大きい鳥だった。鳴きながら、自分の座っている周りをゆっくり一周して、電柱にとまって、それから一度も鳴かなかった。

リバーサイドフィッシュ2

  先週の散歩の帰りに、セブンイレブンでキャラメルコーンを買った。普通のキャラメルコーンじゃなくて、いつものかおがなく、真っ黒なパッケージにネットフリックスって書いてあった。よくわからなかったけど、普通のキャラメル味よりちょっと濃い感じで、すごく美味しかった。 また食べたいと思って同じコンビニに行ったけど売ってなかったので、普通のを買った。他にも色々買ったけど、ちょっと食べたら満足して、それぞれにテープを貼って置いてた。 部屋でじっとしていたら、2つのお菓子のテープが、合わせたように同時にパッと外れ、少し怖かった。 つづく

リバーサイドフィッシュ

スカイツリーの近くに住んでいる。 夜おそくに歩いていて、近所にスカイツリーが綺麗にみえる、広くて大きな静かな場所を見つけた。 ちょうどいいベンチがあって、目のまえには川があって、たまに魚がはねる。川原に立っている柱がスカイツリーより大きく見えることが不思議に感じてくる。 中学生のときにスカイツリーができて、すぐの頃に、なにかよくわからないけど大人の集まりで、家族で見に行った。小さい頃はそういうのがよくあった。父親はギックリ腰で不参加だったらしい。 スカイツリーの下のショッピングモールみたいなところで、母はその集まりのよく知らないおじさんに話しかけられて、つかまってしまい、子供3人で、店の中をうろうろしていた。黄色いtシャツを買った。小さいスカイツリーとか、お土産が色々売っていた。 あまりにも急に建って、なんとなく心を許すことのできない建物だなと思っていたけど、近くに住んでいて最近少し慣れてきた。 晴れてる日に川原に出てきて、スカイツリーが見えると、何もないよりはいい感じがして、少しうれしい、毎日歳をとってやさしくなくなっているなかで、少し戻る気がする。 座ってたら体が冷えてきた、スカイツリーの光り方も地味になった、12時を過ぎると暗くなるのかもしれない。10月はずっと忙しかった。仕事をしていて大切な日曜日が終わってしまった。最初は自転車で出かけようかと思ったけど、思ったより風が冷たかったから、家の周りを一周して、歩きにした。音楽を最大で聴いていても、そんな感じがしなかった。魚は結構はねる。 つづく