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7月, 2022の投稿を表示しています

ガビ

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  夕飯を 食べる、野球を見ていると、気絶するように寝てしまう。今日あった出来事と作っている作品と野球の結果がまばらに記憶される。丁寧につくったものはあんまり悪くならないと思う。真夜中が始まるすこし前くらいの時間に目が覚める。すごく甘いものが食べたくなる。身体が砂糖を欲している。どうせ眠れないし散歩に行こうとする。ラジオを聴きながら車止めの棒を渡ったりして遊ぶ。空が明るくなってきて、危ない危ないと家に帰る。まだ眠くないのでこのまま大谷翔平の出てくる試合が見れたらいいなと思いつつ我慢できずに寝る。起きたら試合はとっくに終わっている。習性。しかしエンゼルスは勝てない。当たり前のように勝てない。晴れた日も雨の日も、こちらの気分が良くとも悪くとも、いつも負けている。調べるほどさまざまな人々がエンゼルスの弱さについて語っている。でもそれはほとんど体質とか習性のようなもので、仕方ないんだと諦めるしかない。体質。

つめたいみどり

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  ウルリヒザイドルという人のパラダイス 希望という映画を見た。愛、神、に続いての三部作なんだけど、 3 つ目だけ好きだった。 2 つはあまりに辛かった。同じようにきつい部分はあっても、主人公が若いことで救われた、いや若いだけじゃないかもしれないけど。 中学生か高校生くらいのおデブちゃんたちが集まってダイエット合宿の施設にはいる話。景色がすごく良かった、森の中の施設、ダイエット合宿のオリジナルの白い T シャツをほしくなった。サナトリウムっていうか、ひんやりしたみどり、綺麗な光だけど暑そうな感じがしない、出てくるのはみんな太ってるけど暑苦しくない、だらしないけど嫌な感じがしないのが不思議だった。感情的な部分も大きいんだと思う、演技もすごく上手だと思った。 そのあと眠くなくて、レイモンドカーヴァーの短編をふたつくらい読んだ。眠くない時に眠ろうとするのはけっこう苦痛だ。 文章があまりにも綺麗で、なんだか久しぶりに小説を読んだ感じがした。実際久しぶりだけど。最近は映画に求めていた物語としての役割を補ってくれた。 彼女は夢でも見てるみたいに大人になって っていうところが好きだった。 あの終わりかた、夏のあのずっしりくる、閉塞感のあるような暑さ、空気、頭がおかしくなってしまって、考えることを諦めたようなかんじがして、すごいと思った。 求めていた温度の物語が続けて入ってきたので、記録。 冷たい緑。 5 時前。まだ眠くないけど。