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本当だった生活

文章を書く基礎的なトレーニング。夜にしかはかどらない。 身体でも心でもどっちでもいい、疲れて帰ってきて横になっていると、本当の自分に戻ったような気分になる、小学生中学生高校生、はたまた幼稚園生、どれがほんとの気持ちだったのかもうわからないけど、とにかく雑誌に載っていたお洒落な部屋とか、みたことないスイーツとかそういうのとは無縁の、昔ながらの生活 ( これもよくわからない ) が本当だったことに気づかされる。 本当だった生活。もともとは暗かった。都合のいい妄想ばかりして、女子高生の出ている CM を見ていた。ほんとは部屋にポスターなんか貼ってなくて、それらは見れば見るほど見栄に思えてくる。やっぱり幼稚園生かもしれない。 扇風機。 こういう気持ちはすぐに忘れてしまう。 あんまり夜が深くなると、これ以上考えられなくなるな。

はじめに

小説を書くとなると~だ。とか~である。なんて書き出す人ばっかりで嫌になっちゃうな。そんな言葉遣いしたことないくせに、いったいどうしちゃったんですかっていうかんじ。その割に反復とか句読点に気をつけたりして。 遠くにおもしろそうな工場の頭が見えるから、ちょっといってみようと思っただけなのになかなかたどり着けないような、眠いと思って準備してたら目が覚めちゃったりとか、文章を書いているとそんなふうな混乱というか、そういう迷いかたをする。皮算用ばかりはかどっちゃって、なにもできなくなってしまう。 だけど高校の時、英語を日本語に訳すのが好きだった。他の人がカタコトみたいなおかしな日本語に直してるのを横目に自分が他の人よりもちょっとだけご機嫌な文章に訳せていることを気づいて欲しかったし、そのためにもっと長い文章を用意してくれてもいいんだぜ、みたいな気持ちだった。自分から言うわけないし、誰も気づかなかったけどね。そのときからなんとなく、いつか小説を書きたいなんて思ってたような思ってなかったような。 とにかく、ここに文章を載せることをはじめたのは小説を書くためです。いきなり長い文章を書くのはちょっと大変なんじゃないかと思って、ちょっとずつ、水泳みたいに(これが比喩だね)距離を伸ばしてみようと思っている。べつにフルマラソンみたいな距離を走りきりたいわけじゃなくて、ふつうに気分の晴れるところまででいいんだけどね。断片的なものはいくつもあったけど、完成させる目的で書いてないから、いつまでもふわふわしてしまってもったいないのでちょっとがんばってみます。