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9月, 2025の投稿を表示しています

シナプスふたたび

全然関係ないけど、最近ブックオフの店内で流れている音楽が頭から離れない時がある。 なんとなく急に思い出すこと、細かいどうでもいいことから、懐かしいこと、いろいろありますが、さっき急に思い出したのは、半年前まで住んでいた場所の喫茶店のことだった。 何かの事情で、駅の近くで深夜に時間を潰すことになって、夜遅くまで開いているお店を探したら、駅から歩いて10分くらいのところに深夜まで開いている喫茶店があった。 しかたなく、なんとか歩いていって、入ったら狭かったけどなんとなくいい感じのお店だった、たぶん常連みたいな人もいたりして、自分は初めてだったけど、クッキーとかお菓子も出してくれて、優しい雰囲気だった。 本とか読もうとしていたけど、店員さんが常連と話していて、(あるいは客同士だったか)あんまり集中できなかった。 後ろに座っている人が飲み物をこぼしていたけど、やさしく対応していた。 ゆっくりしようと思っていたんだけど、思ったよりはやく待ち合わせの相手が来てしまったので、飲み物を飲んですぐに出ることになってしまい、店員さんは、何か悪いことでもしてしまったんじゃないか、というように不安そうな顔をしていて、 申し訳ないから、また来ますね、と言って出てきた。 でもそれからそのお店には結局行かずで、そのまま引っ越してしまい、すっかり忘れていたのをさっき急に思い出したという話です。

水!

  モエレ沼公園には大きな噴水がある。噴水の周りは大きなコンクリートの円があって、時間にならないと水は出ないので、噴水の時間以外はなんのためにあるのかよくわからない謎の墓みたいになっている。 時間になると、公園にアナウンスが流れる。万が一、噴水の中にものを落としてしまっても自分ではとりに行かないでください、必ず事務局に連絡してください、と言っていた。 休みの日にわざわざ出かけて噴水にものを落としてしまうというのはかなりまぬけだし、 さらに取り返そうとして、うわっとか言って大きな噴水にやられて怪我をするのは、想像するとかわいそうだけどかなりおもしろいなと思った。 そういえば帯広動物園でも、プールにものを落としたら事務所に連絡してください、と書いてあった、毎日まぬけな人たちをはげます仕事もちょっといいなと思った。

良い歯医者とは

お昼に少し辛すぎるカレーを食べてしまったせいで、少しお腹がいたい。辛いものを食べるとそうなることはわかってるのに、どうしてもおいしそうで頼んでしまった。でもたしかにおいしかった。 最近悪い夢を見ることが多くて、今日は自分が白髪になる夢をみた。急に真っ白になるというんじゃなくて、ぱっと見はいつも通りなんだけど、表面を少し掻き分けたら、内側がすっかり白くなっていて、驚きと、ショックと、そのあとで、自分のことが心配になった。夢の中では、これはきっとあまりにも大きなストレスのせいなんじゃないかと思い、これをいいことに会社をしばらく休んだりすることを考えていた。それで色が戻るのかはわからないけど。 ストレスとは関係ないと思うけど、ちょうど寝る前に新たな虫歯に気付いたのもあった。なんか急にしみて、鏡で見てみたら虫歯っぽくなっていた。 うちの近くには24時間営業の歯医者があって、本当に24時間やっている。 電話をしたら、夜中の1時に予約が取れた。 家に帰ってきて、寝る準備まで一通り済ませて、歯医者に向かった。 歯を磨く力が強すぎると言われた(よく言われる)、歯茎が下がってしまっていて、これではいけない、歯茎をマッサージするように優しくするんだと言っていた、でもいちど下がったものは戻らないと言われ、落ち込んだけど、それでも綺麗に磨いてはいますね、と言われた。 そう、磨こうという気持ちはあるんだ、わかってくれてありがとう、と思った。 虫歯だったんですか?と訊いたら、一応虫歯という分類にはなる、と言っていた。前に治療したところが欠けてしまったんだといっていた。役割を果たしたんだな、と思った。 今まで、いい歯医者にも悪い歯医者にも巡り合ってきたけど、いい歯医者はよく喋る、 今日は髪の真っ白なじいさんで、よく喋って、きびきびしていて、なぜか横浜ベイスターズの白衣を着ていた(青い) 院内にはテレビがたくさんあって、どこの国のかわからない恋愛ドラマが、電気屋のテレビ売り場みたいに、全部のテレビでやっていた。 24時間の歯医者とか、ベイスターズの白衣とか、本当にあるのかどうかわからないようなものばかり出てきて、夢でもみてたんじゃないかという話、帰り道は行くよりも近く感じ、迷いなく家に帰れた。 今日は仕事の帰りに、生垣の中にたぬきを見た。最初なんだかわからなくて、立ち止まって見ていたら、何度か様子...

ひこうき

  もちろんいますぐ死にたいわけじゃないんだけど、飛行機に乗っているとそういうことを考えてしまう。冬に北海道に行く時はスノボがやりたいという強い希望があるので、今はできれば死にたくないなと思うけど、夏はそんなに強い目的を持っていくわけではないので、なんとなく冬に比べたらそういう気持ちが薄い気がする、いま飛行機に乗っている人たちみんなの気持ちがたまたまぼんやりしていて、希望が薄かったら、みんなでこのままどこかへ消えてってしまうんじゃないかとかそういうことを考える、いや、そんなことよりも前に考えなくてはいけないことがあります。 今日は朝が早かったにも関わらず、無事に時間通り空港に着いて荷物も預けて、保安検査場もくぐっていたのに、椅子に座ってぼんやりしていたら、気づいたら最後の1人になっていて、(たぶん)自分のせいで飛行機が少し遅れた。 ぼんやりしてたと言っても、ときどき表示をチェックしていたし、もう時間が近いのに案内されないなんて不思議だなと思いながら、だけどやっぱり空港はこれだなと思いながら、カツサンドを食べたりしていた。遅れていいと思っていたわけではないです。 カツサンドを買うのにも、前に並んでいたおじさんがセルフレジにかなり手こずっていて、どうなっているのかとみんなにのぞきこまれ、手を貸されるかどうか、ギリギリのところで無事1人で乗り切っていた。 テレビでは昨日ホームランを打った村上の映像が流れていて、もう何度も見たけど、飽きずに見ていた。 そのテレビは壊れていて、映像が画面に収まっていなくて上下左右がはみ出している、そんなのは初めて見た。村上も少し切れていた。映像的に。 しかし今思うとおじさんもテレビのことも笑えないまぬけさだ。飛行機の入り口には、かわいいクマの絵と、すてきなたびを、という言葉がひらがなで書いてあって、かわいいなとか思っていたけど、そのあと放送で、この飛行機は遅れています、というアナウンスがあり、はっと申し訳ない気持ちになった。とはいえ5分くらいだったと思うので、今日は申し訳ない気持ちで5分くらいなにもせずじっとしている時間を作ろうと思います。すてきななつやすみを。 (順番が前後しています)

ちょっと前

  道にカブトムシがひっくり返っていて、拾って木まで連れてってあげる人ってどれくらいいるんだろうか、5人に1人くらいかな、天気のいいすずしい日だったらもう少し増えるのかもしれないし、カナブンだったらがっかりで減る気がする。 友だちを励ますためにバーベキューをしようということになって、そんなのやったことないから、ちょっと調べてみたけど、どこも混んでそうだし、本当は山の中のいい感じのところを想像してたんだけど、どこからなにから探していいのか、もう検索のワードを考えているだけで絶望的な気持ちになった。 それでなくても最近はあんまり希望もなく、嫌な気持ちなことが多いから気晴らしに家の近くを歩いていたら、近くに川があって、いかにもバーベキューにぴったりそうな場所があっさり見つかった。 文句ばっか言ってないでちゃんと探すなりすればよかったのに、腰が重いのはよくない、これできっとたくさん損してるよ、川に怒られているようだった。 とはいえここで勝手にバーベキューしていいのでしょうか。もしダメだったらまた川に怒られるので、調べるなり、看板を探すなりしなきゃいけない。誰かに許可をとらなきゃいけないとか。 まあ、だめならだめで、おにぎりでも持ってピクニックでもいい気もしてきた。 前に働いていたところのボスは、こんなに天気がいいのにどうして仕事しなきゃいけないんだ、と言っていて、その通りだし、そんなの自分次第じゃないかと思ったけど。 今日は夏の始まりで、日中はすごく暑いと話題だったけど、夕方までエアコンの部屋にいたからあんまり実感できなかった。いまは風が吹いていて涼しくて気持ちいい。川も気分良く波打っている。

猫テレパシー

  最近は猫を飼いたいと言っている人がまわりに多い、ちょっと多すぎるなということを考えていたら、 妹から、家のポストに猫の里親募集のチラシが入っていたというラインがきた。 チラシにのってたのは2匹の猫で、白いのと黒いのだった。 黒い猫の名前はロッシーという名前で、 ひらめいた、黒い猫だからシロの逆で、ロッシーなのか!と思った。いい名前。 うちにはすでにねずみ(デグー)がいるからね、猫は飼わないよと思っていたけど、少し揺らいでしまった。猫テレパシー

月が欠ければ

  3年ぶりの皆既月食の日、阪神が優勝した。 数ヶ月前から独走、わかりきっていたことで、 甲子園で、誰にも迷惑をかけずに優勝してよかったですね。 その3日くらい前の日、会社をさぼった。 その日は雨がすごく降っていて、会社の最寄りの駅まで行ったんだけど、傘を持ってないし、もう歩くのも何もかも嫌になって、休むことにした。 たまたま、あんまり連絡取らないむかしの友達から突然におすすめの音楽が送られてきて、それをイヤホンで聴きながら帰った。 用事があって母に電話をして、3日後の皆既月食の話を聞いた。そのあと少し料理をして、食べて、寝た。夜は外で友達とご飯を食べて、寝た。雨は夕方には止んでいた。 最近買った新しいギターがかわいくて、弾くでもなく持ったり担いだりしていた。 次の日どんなことになってももう知らない、という気持ちでいたけど、実際次の日はなんとなくずっと居心地が悪かった。 月食は夜中の3時で、部屋からはよく見えなかったので、外に出たら、同じマンションに住んでいる太った女の人がひとり見ていて、少し話したあと、それぞれに満ちるのを見ていた。 携帯のカメラじゃよく写らないけど、街灯が多くて、肉眼でもぼんやりしていた。ドラキュラみたいに赤い月が、だんだんぼんやりして、戻っていくような感じだった。 ついでにコンビニで炭酸水を買ったけど、ぬるかった。