月が欠ければ

 3年ぶりの皆既月食の日、阪神が優勝した。

数ヶ月前から独走、わかりきっていたことで、

甲子園で、誰にも迷惑をかけずに優勝してよかったですね。

その3日くらい前の日、会社をさぼった。

その日は雨がすごく降っていて、会社の最寄りの駅まで行ったんだけど、傘を持ってないし、もう歩くのも何もかも嫌になって、休むことにした。

たまたま、あんまり連絡取らないむかしの友達から突然におすすめの音楽が送られてきて、それをイヤホンで聴きながら帰った。

用事があって母に電話をして、3日後の皆既月食の話を聞いた。そのあと少し料理をして、食べて、寝た。夜は外で友達とご飯を食べて、寝た。雨は夕方には止んでいた。

最近買った新しいギターがかわいくて、弾くでもなく持ったり担いだりしていた。

次の日どんなことになってももう知らない、という気持ちでいたけど、実際次の日はなんとなくずっと居心地が悪かった。


月食は夜中の3時で、部屋からはよく見えなかったので、外に出たら、同じマンションに住んでいる太った女の人がひとり見ていて、少し話したあと、それぞれに満ちるのを見ていた。

携帯のカメラじゃよく写らないけど、街灯が多くて、肉眼でもぼんやりしていた。ドラキュラみたいに赤い月が、だんだんぼんやりして、戻っていくような感じだった。

ついでにコンビニで炭酸水を買ったけど、ぬるかった。

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